タイタス・アンドロニカス観ました!

観ました観ました!タイタス・アンドロニカス!

ずっと観たいと思いながら、DVDは高いし、旬君はドラマに舞台にラジオに、映画にと大忙しだし、なかなか購入できずにいましたが、心優しい旬友さんが、DVDを貸してくださりまして、念願のタイタスを見れました!本当にありがとう~(ToT)

いや~冒頭の舞台装置のレプリカからして、ずきゅ~んときました。これですね

http://www5b.biglobe.ne.jp/~ty-libr/TGN-rom-3.htm

今、カリギュラのためにローマ時代の色々な歴史の本を読み進めているのですが、それだけに、ローマの建国神話の最たるものである、狼に育てられた双子のロムルスとレムスのレプリカの意味するものがわかって、なんだか感慨深かったです。

もちろん、タイタスのストーリーは知っていたけど、名前と彼らの背景とかが全くわからないので、よくわかんないけど、色々人が殺されて残虐なストーリーで、女王タモーラの愛人のエアロンはすごい悪いやつだけど超セクシーでかっこいいらしい、という認識でした(笑) 正しい?(笑)

結果として、観終えた後の感想は、意外にもエアロン、かっこいい!キャ~!d(≧▽≦*d)

じゃなくて、復讐は復讐を呼び、誰が幸せにもなることもなく、本当に悲惨で悲しいものだな・・・ということでした。なんか、私、常識人~( ̄▽ ̄)V


ローマ帝国とは、元老院とは、ローマ市民とは、辺境の国々をどのように統治していたか・・などが最近、色々本を読んでいたのでわかっていたのが、これまたこの舞台の理解を深める手助けになりました。そのうち記事にしようって思ってたけど、カリギュラ以上に、タイタスのときにこそ、ローマ帝国について知識があればいいだろうな、って思いましたよ。

皇帝というのは、世襲制では必ずしもなく、皇帝の指名が重要であり、かつ元老院の許可なしには皇帝にはなれない。実際のところ、初代皇帝であるアウグトゥストゥスは、自身の血を引き継ぐ息子に恵まれず、2代目は自分の妻の連れ子、ティベリウスを指名します。そのかわり、自分の血をひきつぐ孫のような存在のカリギュラをティベリウスの養子とさせることを条件にしたわけですね。つまり、ティベリウスの実子ではなく、養子であるカリギュラが3代目になることを望んだわけです。

このあたりを書き出すとすんごい長いので割愛しますが、要するに、後継者というのは、先帝の指名と元老院の許可、そして、ローマ市民の支持というものが必要。だからこそ、タイタスは最初皇帝になれる可能性があったのに、サターナイナスを指名することであっさり元老院もそれを承諾したし、バシエイナスもそれを受け入れた・・・ そもそも、タイタスの間違いは自分で皇帝となり権力を手にせず、サターナイナスの人間性を見抜けず、あっさり引き渡したことにあるんだろうけど、その後の血で血をあがなう凄惨な復讐劇、本当に悲惨なんだけど、今まで読んできたローマ時代の皇帝が変わるときには、ほぼ同じことが起こっている。それも、兄弟どうしで殺し合い、陰謀、暗殺・・・・・決して、戯曲ならではのフィクションではなく、実際に人間が積み重ねてきた、歴史なんだ、と思うと、本当に、胸にずし~っときましたわ。


そして、役者たちが魂をこめた演技をじっと静かにみつめる狼と双子。そもそもローマ建国神話である双子が、結局片方を殺して、ローマの礎を築くわけであって、人間、どこまでいっても本質は変わらない・・と突きつけられた感じです( ̄▽ ̄;)


噂どおり、鋼太郎さんのタイタス、麻実さんのタモーラ、そして、マイラブ旬君のエアロンはすごくよかった! お気に召すままにでていた数々の役者さんの顔が見受けられて、それも妙に嬉しかったo(^-^)o 最後のほうで、なんか聞き覚えのある声が・・・・って思ったら、アダム役のかたが、元老院貴族の役をしていたり。顔だけだとわかんなかったろうけど、声でわかった自分、こうして一歩一歩と舞台愛好家への道を進んでるのか・・・と、人生の楽しみが増えた感じです♪


エアロンの鋭い悪事をたくらむときの視線、表情には、確かに凄みのある色気が感じられ、この美しさなら、タモーラもメロメロになったろう・・・と納得。そして、白い舞台、白い衣装の多い中、際立って目立つあの赤い衣装、黒い肌、銀色の髪・・・イギリスでセクシーのカリスマと呼ばれた意味がわかったわ~ (;´Д`)ハァハァ


ただの極悪人(相当ひどい(笑))ではなく、自分の血を分けた赤ん坊に固執するあたりが、人間らしかった。それ以外は悪魔のエアロンだけど。赤ん坊も、もちろんそれも自分がのし上がるための手段のひとつととらえてる部分もあるだろうけど、蜷川さんが指導したという、旬君が大事そうに赤ちゃんを抱く腕に、色々な想いがこめられてるな、って思いました。


役名をちゃんと確認するときに、検索したらでてきた記事が、あまりにも自分の感想と似ていたので、載せておきます。さすがプロの文章は違う!簡潔でいて、端的なご意見でございました~ ではではおやすみ・・・って朝やし~!2時間は寝れる・・・うん・・・・

http://www.saf.or.jp/p_calendar/geijyutu/2006/p0421.html
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by pukapuyajiri | 2007-10-09 04:50 | 小栗旬
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